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感情の記憶を色彩で紡ぎ出す画家、山形潔香。

日常に潜む美しさを鮮烈な色彩で描き出し、心の奥底に眠る感情を呼び覚ます。幼少期より絵を描き続け2009年より国内外で作品を発表。感情と素材の対話から生まれる色彩豊かな作品は観る人の心を揺さぶり感情の風景へと誘います。
作品は言葉では捉えきれない心の動きを、色と形、そして空間に再構築する試みです。それは心の奥底に眠る感情を色彩という言語で表現する旅でもあります。インスピレーションの源は日常の中に潜む美しさにあります。何気ない風景の中に隠された美しさ、人々の表情に表れる感情、動物たちの愛らしい姿。それらはある日突然鮮烈な色彩を伴って記憶に現れます。喜びや悲しみ、切なさや希望など様々な感情と結びついた色彩は過去の出来事や出会った人々といった記憶と共鳴し作品に大きな影響を与えます。感情の断片が色彩という光を浴びて再び輝き出すかのように。
これらの要素を心の中で反芻し感情が最も純粋な形で現れるまで時間をかけて丁寧に色を重ねていきます。油絵具を主体としアクリル、クレパス、オイルパステルなど様々な素材を組み合わせることで多様な質感を生み出します。筆やナイフだけでなく、手で直接描くことも感情をキャンバスに直接刻み込むような魂の交流を生み出すのです。時に感情が先行し、時に素材が導く。偶然性もまた作品にとって重要な要素であり予測できない出来事の中に新たな発見や美しさが生まれます。それはまるで感情の風景の中を歩き道を探しているかのようです。
鮮やかで多様な色彩は生命力や躍動感を表現するだけでなく感情の豊かさを象徴します。色の重なりや筆致は感情の揺らぎや時間の流れを表現しマチエールは記憶の層や感情の深みを表現します。体験の記憶と現実、現在と過去など、対立する要素を内包しながらもその対立構造では捉えられない心情構造を表現することが作品の特徴です。

 

山形の作品は感情の風景である。見る人が作品の中にある自分の感情に出会うことで、優しく共鳴し、感情的なつながりや感覚の再発見の瞬間を提供するようなアートを創造するよう努めています。そして鮮やかな色彩は希望の旅を表しています。

◇ 現在および今後の展示会 ◇

個 展

2024 

東京アメリカクラブ フレデリック・ハリス ギャラリー、東京

2023 

WALTER WICKISER GALLERY INC. 、ニューヨーク、アメリカ

2020 

Timeless 京王プラザホテルロビーギャラリー、東京

Timeless マキイマサルファインアーツ、東京

2019 

Timeless WALTER WICKISER GALLERY INC. 、ニューヨーク、アメリカ

2018 

山形潔香 個展 タンバリンギャラリー、東京

2017 

Timeless 京王プラザホテルロビーギャラリー、東京

2016 

Timeless タンバリンギャラリー、東京

2015

Timeless 在ニューヨーク日本国総領事館インフォメーションセンターギャラリー、アメリカ

Timeless タンバリンギャラリー、東京

2014

Passion タンバリンギャラリー、東京

2013

Timeless タンバリンギャラリー、東京

Timeless Ouchi Gallery、ニューヨーク、ブルックリン、アメリカ

2012

Timeless Ab Ovo Gallery、東京

グループ展

2022

Gallery Artists Part XVIIII,WALTER WICKISER GALLERY INC., ニューヨーク、アメリカ

2020

LA ARTSHOW, WALTER WICKISER GALLERY INC.、ロサンゼルス、アメリカ

2019

Seattle Art Fair 2019,WALTER WICKISER GALLERY INC.、シアトル、アメリカ
2014
ARTconcept DEN、ベルリン、ドイツ
2013
第22回全国アートサロン絵画コンクール、国立新美術館、東京、日本
ファウンテンアートフェア ニューヨーク、ニューヨーク、アメリカ
2012
ファウンテンアートフェア ニューヨーク、ニューヨーク、アメリカ
2011
ジャパンフェスティバル2011、ベルリン、ドイツ
バーゼルKunst Tage、バーゼル、スイス
モントルー美術館、レ・アヴァン、スイス
2010
アートイマジネーション展、NHKふれあいギャラリー、東京、日本
2009
AA展、荻窪コミュニティセンター、東京、日本

受 賞

2013

  第22回全国アートサロン絵画コンクール入賞、国立新美術館、東京、日本

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